バブルな精神、水疱と化す。

 世の状勢を利用して、さらなる権威を強める。

  •  ○○ファーストと称して、○○にとって得となるように匂わせ、扇動する手法。
  •  ITを利用して、人々の自由と思考の芽を摘む手法。
  •  コロナを利用して、マンパワーを必要としない職種を称え、人件費を抑えて業績躍進を図る術を持つことが賢いと誘う手法。

 格差を広げることで、伸びた業種が株価をあげて、経済の低落を抑え込み、彼らばかりが躍進する方向性を築いてしまう。

 同じ業種であっても、同じ製造品であっても、他との優位性を説き、勝つことによって生き残る道筋を立てる。勝ったものだけが勝者となって君臨していけるという意識に持ち込む。そのために、優位性、プレミアをつけることにつながり、それが当たり前になっていく。普通のものでは物足りない、得した気分にならないといった精神が人々の中に浸透していく。結局普通のものは潰れていく図式を産み出す。底辺をなす普通のものがあってこその産物であるのに、もはや自分こそが基準であるとしてしまうのはなぜなのだろう。アップサイクルの発想は面白いが、独占的閉鎖的な結局高価なものとなって、普及に至らなければ、意味はない。

 精神的なバブルに陥ってしまっているのだ。

hirorin について

東京で中学の国語教師をしていました。
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